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WWFジャパン「カエルツボカビ症 緊急対策行動計画を策定」

日本爬虫両棲類学会

野生生物保全繁殖専門家グループ日本委員会

環境省ホームページ:カエルなど両生類に感染するツボカビについ

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日本からカエルがいなくなるかもしれません

かえるの学校より、生徒のみなさんに
「カエル・ツボカビ症」に関する緊急提言

「緊急行動提起」

(1)まず、「カエル・ツボカビ症」がどんな症状であるか、このページ左側にある関連リンクをたどって、勉強してください。

(2)各サイトで提言されているマニュアル等にも、目を通してください。

(3)自宅でカエルを飼育されている方がいたら、カエルに使った水などを川やドブに捨てないようにしましょう。

(4)もし身近でカエルが死んでいるのを発見したら、できる限りその状態を調べてみて下さい。調査方法や、結果の報告先については、WWFジャパンや麻布大学のサイトなどにある「カエルツボカビ対策簡易マニュアル」を参照してください。

(5)まわりの人にも、「カエル・ツボカビ症」について話をしましょう。知識を得た人が多いほど、感染したカエルの発見につながります。


 すでに生徒の皆さんは、新聞やテレビニュース等でご存じかと思いますが、日本国内の野生カエルで、「ツボカビ症」を発症した個体がみつかりました。

 「ツボカビ症」とは、真菌の一種(人間様が被害を被る真菌といえば、水虫菌がありますね)で、両生類の皮膚に寄生し、皮膚呼吸や体温調節を困難にし、潰瘍などの皮膚の変化を起こすこともあります。この菌は人間にはうつりませんが、感染力が強く、感染した個体は大半が死に至る、恐ろしいものです。90年代には、オーストラリアで「ツボカビ症」が流行し、カエルが激減したことがあります。また南米でも、特定の地域で種が絶滅するなど、たいへんな被害がでています。

 朝日新聞の報道によると、「国内にいる132匹に予備調査をおこなったところ、イモリやアマガエルなど42匹で感染していることがわかった。うち38匹は売買目的で捕獲されるなどして人間の手を経ているが、残る4匹はすべて人間の手を経てない野生のウシガエルだった」とあります。

 現在、どれくらいの野生種に影響がでているのかはわかりませんが、野生カエルで発症した個体がいたとなれば、感染を広げないようにすることが急がれます。

 そこで生徒の皆さんには、「かえるの学校」より緊急に、右記のような行動提起させていただきます。

 野生のカエルの様子に少しでも目を向ける人が増えれば、感染拡大防止に役立つかもしれないと思い、こうした緊急の行動提起をさせていただきました。カエル好きの皆さん、日本のカエルを守るために、ほんの少しでもかまいません。お力を貸して下さい。どうか、よろしくお願いいたします。