伏見・末廣大神の狛蛙
*写真をクリックすると、大きなサイズでご覧いただけます。
(1)「伏見稲荷大社に狛犬ならぬ、狛蛙あり」と、学級日誌やブログなどで聞いてはいたのですが、伏見稲荷はけっこう近いせいか、それをまだ見ていないということで、先日ようやく重い腰を上げて見学に行ってきました。 (2)しかしいったいそれがどこにあるのか。学級日誌でお二人からレポートがあったのですが、「見つけにくい」ということで、伏見稲荷大社のサイトを見に行ったり、レポートを載せているブログを見たりして、ようやくだいたいの場所を特定。
(3)うろ覚えのまま千本鳥居をくぐって、伏見稲荷大社の裏にそびえる稲荷山へいざ出発。そしたら、案の定迷いました。だいたい狛蛙をお祀りしている神社の名前を忘れてしまい、途中「三ツ辻」というT字路になった別れ道のところにある茶屋で休憩。携帯でネットに接続して検索。そうそう、目的地は「末廣神社」。三ツ辻から下り道をたどれば、行けることを思い出しました。
(4)念のため茶屋の女将さんに「末廣神社にいきたいのですが…」と尋ねたところ、意外な答がかえってきました。「はい、それならこの道を登っていったところです」と、お山巡りという地図を示して教えてくれた末廣神社は、稲荷山の頂上にあったのです。正しくは「末廣大社」といい、お山巡りの最終地点にあたるそうな。その地図を借りてまじまじと見た結果、私が行きたい末廣神社は、地図には載っていないのです。
(5)「四ツ辻」からの眺めがいいと聞いたので、とりあえず登ることにしたのですけど、やっぱり私の目的地は下ったところにあるはず。四ツ辻に至る途中で眺めの良い場所を見つけたので、そこで写真だけ撮って、道を下ることにしました。 空白
 (6)道を下っていく途中、松尾社・玉姫社・白狐社・豊川社などのたくさんの末社があり、さらに下って行くと、なんとなく人家が近くなったところで、ようやく目的の狛蛙がいる末廣神社を発見!鳥居に掲げてある額には「末廣大神」とありました。
(7)参道脇の掲示板に貼ってある張り紙をみて、ようやく「ここは伏見稲荷大社とはまったく関係ない」ということがわかりました。
(8)ここは大日本大道教という宗教法人が管理している社で、この張り紙を見る限り、どうも私たちが狛蛙だと思っているのは、案外にご神体なのかも…(要検証)。
(9)それはともかく、手水の水はカエルの口から出ているし、賽銭箱もカエル型。狛蛙だかご神体かはわからないけれど、少し首を傾げた愛らしいカエルの姿を堪能。

右側の蛙

背中の子蛙たち

左側の蛙。顔付きが違います。

口の隙間から、お賽銭を
食べさせ(?)ます。

(10)さらに道を下っていくと、カエルの石像が並んでいるのを発見。さらにここいら一帯の社は、ほとんどが大日本大道教が管理しているものであることがわかりました。しかしこの道自体は「おさんば道」と言って、お山巡りの道の一部となっています。お山巡りの最終地点は「産場稲荷社」といって、狐の子育て穴を祀っています。ここを通過して、八島ケ池の横を通って大八嶋社へ至るとそこはもう伏見稲荷大社の社域となります。
ということで皆さん、今後狛蛙(ご神体?)を探しに行く際にお役に立つよう、地図をpdfで作成してみました。行かれる際には、ぜひプリントアウトしてお持ち下さい。「狛蛙探訪マップ」

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