世界のカエルから5
ブルーダイヤとカエル 〜スミソニアン国立自然史博物館〜
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関連リンク
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スミソニアン博物館wiki
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National Museum of Natural History(英語)
この間、ずっと「世界のカエルから」が続いてますが、まだまだ続きます!今月は、ワシントンD.C.にあるスミソニアン国立自然史博物館で見つけたカエルです。
ここは「自然史」というだけあって、さまざまな興味深い展示がありました。恐竜の骨はいかにも自然史ですが、宝石類も地質学の一部と位置付けられて、かのマリー=アントワネットも身に付けたという、呪いのホープダイヤや、世界最大のエメラルド、ナポレオンI世の妻ジョゼフィーヌが戴冠式の際に身に付けたティアラなど、目の保養な展示物がたくさんあり、人だかりもすごかったです。
しかしかえるの学校が目指す展示物は、レポートを課せられたらしい子ども達がぽつん、ぽつんといるだけの、「骨・爬虫類・虫の動物園」コーナーにありました。
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「骨」というから、ホントに骨だらけ。ヘビやエイ・亀の骨・キリンの首の骨など、めったに見られない骨格標本だらけで、これだけでも満足です。そして肝心のカエルの骨の展示では、背骨の末端(オタマジャクシの時に尻尾があった方)の形で、6つの亜目に分類されるという、解剖学的な見地からの展示になっていました。
その骨も、ジャンプしている姿や、ピパが泳いでいる姿を模した形で展示してあって、ユーモラスでした。
またカエルの成長を、解剖学からみた展示もあり、こちらはちょっと「グロ注意」なところもありましたが、とても興味深かったです。頭骨が成長の度合いによって形が変わることを、初めて知りました。
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またオオヒキガエルの学名を付ける時に、海にも海岸にも住めないのになぜか間違って「Rhinella marina(marine toad)」と名付けたという、エピソードを紹介するコーナーもありました。
「骨・爬虫類・虫」コーナー以外でも、恐竜の骨の展示を抜けた先で、東南アジアの空中を滑空するカエルの展示があったり、探すといろいろ見つかりました。
余談ですが、ミュージアムショップは必見です。いろいろ珍しいお土産が手に入ります。
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