(1)♪チャッチャラッチャ チャッ チャー♪
新聞によりますと、2014年11月ペルー中部にあるティンゴ・マリア市(地図)郊外、アンデス山脈の東側に広がる標高1000〜700メートルの低山帯に広がる熱帯雨林で、新種のカエルが見つかったとの報告がありました。
発見したのは、ペルーと米国の研究グループで、発見から2年にわたって観察を続け、未知のカエルであることを確認。2016年8月に、国際的な動物学誌『ZooKeys(ズーキーズ)』に発表しました。
発見までの経緯や、発見されたカエルの写真は、National Geographic日本版でご確認下さい。
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そのカエルに名付けられた学名は、Pristimantis pulchridormientes。意味は「眠れる美女アマガエル」。
南米には色のきれいなカエルがたくさん棲んでいますが、このカエルも見た目は黄色っぽい地味な姿なのに、裏返してみると足の付け根がきれいな赤色をしているのです。
さらに発見された山の姿が、横たわる美女の姿に見える(地元の人にはMt. La Bella Durmiente(スペイン語で眠れる森の美女)と呼ばれていることにちなんで名付けられました。 |
左側が眠れる美女の横顔。確かに美女が寝ている姿に見えますね。 |
(3)
このカエルが見つかった地域は、現在オレンジやトウモロコシの畑にするために、伐採が行われています。研究グループは、新種のカエルの生息地域が脅かされていると指摘しています。
この美女アマガエルが安心して眠っていられるのか、懸念の声があがっています。
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■関連リンク
●National Geographic日本版
●ZooKeys (←英語のサイトですが、画像が豊富にあります) |
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