埼玉の狛蛙 〜 水宮神社 〜

(1)埼玉県富士見市に鎮座する水宮(みずみや)神社に、狛蛙がいると聞いたので行ってきました。カエル好きの間ではかなり有名なお社です。
訪問前にネットで調べたところ、なかなか「面白い」ことがわかりました。わくわくしながら実際に訪れてみると、さっそくその期待を裏切らない歓迎ぶりに感激しました。

(2)「ほほう、これはこれは」と満足してお社に足を踏み入れますと、すぐ左手の小さな鳥居の根方に、さっそく石のカエルたちが並んでお出迎えです。大谷石、信楽、天然石、コンクリート?と、バリエーションも豊かです。 また反対側には、よく園芸店でみかけるカエルの置物たちがいました。
さらにこの鳥居に並んで御影石の凝った手水がありまして、その上にはなぜかキ○ィちゃんがすっくと立っていたことも併せて報告させて頂きます。
(3)さらに奥へ進むと、またもや顔出し看板がありました。締め込み姿の兄さんたちを、同じく締め込み姿のカエルさんが、大団扇であおいでいる図です。締め込み姿のカエルというのもレアなモチーフですけど、椰子の木がこの和風なモチーフを一気にトロピカルに導いています。いやぁ面白い、面白すぎる!
「夏」ということは、春夏秋冬で絵が異なるということかもしれません。
(4)さきほどの凝った手水(キ○ィ付き)は「節電・節水」のために現在使われておらず、お参りする前のお清めは、こちらの「御神水」で行います。こちらにも石のカエルが鎮座しています。御神水はハンドルをひねって出すようになっていて、そのハンドルもカエルでした。

けっこうリアルな造形

(5)こちらが本殿。その前に狛蛙が向き合って鎮座しているのがわかります。
 
(6)阿形の正面と横から見た図。造形は全体的にリアルです。
 
(7)吽形の正面と背中。ほっぺの膨らみ方や、背中線や斑点も細かく造形されています。
(8)狛蛙の由来は、上の画像で確認出来るかと思いますが、至極まっとうなものでした。「○○かえる」という語呂合わせはよく目にしますが、「前にしか跳ねないから『前向き』である」という解釈には、私は初めて出会いました。
(9)満足したところで、ほかにも境内にカエルがいないか探したところ……。水宮神社、ぜひ一度はお参りを。

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