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一茶の句碑とカエル@長野県信濃町(2019年9月号)
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小林一茶の故郷 信濃町
江戸時代の俳人、小林一茶は1763(宝暦13)年、長野県の北部に位置する北国街道柏原宿(現
信濃町
)の農家に生まれました。一茶の旧宅や墓、
記念館
があるこの地には、一茶の詠んだ句碑があちこちに点在します。その中からカエルに因んだ句碑を巡ってきました。
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八十二銀行信濃町支店
悠然として 山を見る 蛙かな
国道18号、交差点「信濃町役場入口」、八十二銀行信濃町支店(
地図
)の前に句碑があります。その隣には石のカクカクしたカエルさん。台座には一茶の句の英訳「Just sitting there a frog viewing the mountain」が書かれています。訳したのは長野県と縁の深い作家、C.W.ニコルさんです。信濃町にニコルさんが理事長を務めるアファンの森財団のセンターがあるのです。
また八十二銀行から国道18号線をもう少し南に行ったところ、柏原物産館(閉業・
地図
)敷地角にもカエル像があります。
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信濃町郵便局
やせ蛙 まけるな一茶 これにあり
信濃町郵便局(
地図
)の前にあるのは、1994年に発行されたふるさと切手の記念碑。切手そのものに、一茶の「やせ蛙」の句が入っているということです。描かれた建物は、一茶終焉の場所となった土蔵です。
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道の駅しなの
悠然として 山を見る 蛙かな
道の駅しなの(
地図
)にある句碑も、八十二銀行前のと同じものです。こちらの方がより一層、句の持つ意味がしっかりと感じられるようなロケーション。訪れたのはゴールデンウィーク中でしたが、まだ桜が咲いていました。
句碑の場所は、道の駅駐車場から県道119号線に降りる道の脇です。
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