立会川緑道のカエル @東京都目黒区(2025年11月号)
■立会川緑道
先月号でご紹介した暗きょとなった立会川を、今度は上流の方へ、目黒区内に向かいました。
東急目黒線の洗足駅で降りて、東急バス71番で円融寺前で下車(洗足学園前の方がやや近い)。円融寺通りと立会川緑道が交差する新橋跡(地図)から西へ向かいます。
この緑道は暗きょとなった川の上にあるので、道路が交差する地点に「橋」があり、そこには立会川やその付近で生息していたであろう、生き物たちのモニュメントが建っているのです。

■カエルは寺前橋一カ所です
古いブログを参照していたら、カエル像が「大門橋」と「寺前橋」の2カ所にあると出ていました。それで楽しみにして探し歩いたところ、どうも「カエル」は一カ所だけの模様。北に円融寺の山門が望める「大門橋」のモニュメントは、一見するとカエルに見える物の、よぉーく見ると実は「セミ」。横から見ると背中の羽がわかるし、横長なのでセミだと認識しやすいです。正面からみても、セミの口吻があることがわかります。

お目当てのカエル像は大門橋をもう一つ西側に行ったところの「寺前橋」に存在します。こちらは360度全方位からみて、間違いなくカエルでした。

■その他のモニュメント
寺前橋からこんどは立会川緑道を東へ向かい、東急目黒線の西小山駅を目指します。緑道が南へ大きく曲がる寸前あたりまでは、モニュメントが点在しています。はっきりと種類がわかるものと、おそらくそうだろうというものがありますが、1つめから順番に、カタツムリ・スズメ・テントウムシ・ホタル・鴨・カメだと思います。次に何がいるのか、探しながら歩くのも楽しかったです。

とても個人的なことですが、父親の実家がこの近くにあり、私も子どもの頃には時々祖父母の家に遊びに行き、円融寺や八幡様などにも遊びに行っていたから、今回立会川緑道を訪れるのは、とても思い入れがありました。思い出の中の西小山駅はまだ地上駅で、商店街のにぎわいなど覚えています。記憶を辿りながら、祖父母の家を訪ねようとしましたが、あまりにも風景が変わりすぎて叶わず。住所を控えるのを忘れてきたことが悔やまれます。