この夏もGARA一家は旅行へ行って来ました。今年は信州・富士・伊豆でございます。もちろんGARA一家の旅ですから、そこには必ずカエルが絡んで参ります。今年は旅先でどんなカエルさんと出会ったのでしょう? |
ここは長野県松本市。松本城の城下町として栄えた一角に、「ナワテ通り」という名前の通りがあります。なんとここのシンボルは「カエル」!カエル大明神なるお社まであるんですよ。
右の写真はナワテ通りの入り口にあるカエルの「メトバちゃん」。他に二宮金次郎スタイルの「ゴウタ君」がいます(上ののれんで右側のカエル)。 |
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大明神像の台座には「カエルの街 ナワテ通り」の銘と、カエルの石像が2体ありました。
元々ナワテ通りは、さまざまな品物を扱う露店が並び、ここに来れば何でも揃う、とさえいわれた松本市内随一の商店街だったといいます。しかし現在、2002年をめどに城下町松本をイメージした江戸時代の「武家屋敷長屋門風」の商店街へと、改装されている途中なので、現在の通りは元々あった半分くらいしかないのだとか。 |
ナワテ通りの中程に位置するのが、こちらの「カエル大明神」。ご神体はもちろんカエル。近隣のお店では「カエル絵馬」が買えます。
ナワテ通りにあるお店は、洋品店・はんこ屋・雑貨屋・古物商・飲食店など実に様々。県外のファンも多いそうです。これらのほとんどのお店では、店頭や店内にカエルのぬいぐるみが飾ってありました。 |
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こちらが絵馬。ナワテ通りにあるお店で作られているそうです。奉納せずに、持ち帰ってしまいました。 |
名古屋と言えば・・・?私の場合は「ういろう」です。あのもちもちっとした食感がたまりません。そのういろうの老舗「青柳総本家」の商標には、なんとカエルが使われているのです。それが縁となって、青柳総本家では社の事業の一環として、カエルグッズを収集されているのだそうです。
それを雑誌の記事でしったGARA一家は、さっそく青柳総本家へ電話してみました。資料は社内の一角に保存してあるので、あらかじめ電話での予約が必要なのです。案内して下さったのは、営業企画室の樫原氏。その節はお世話になりました。 世界各地から集められたカエルは、私たちが案内していただいた本社(事務室(右の写真)+社長室←緊張しました)と工場に保管してあるもので、ぜんぶで約2500点だそうです。社長がフランスがお好きだそうで、そのためか高級そうなメイド・イン・フランスのカエルさんがやたらと目に付きました。 そうかと思えば、当校でもお馴染みのカエルさんもたくさんいて、2500点のすごさにあらためて感動しました。
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資料戸棚の下には、飾りきれないカエルさんたちが多数眠っているそうですが、樫原氏がその中からとっても珍しいものを下さったのです。それが左の写真。一見すれば「なんだ、カエルサブレか」(青柳総本家で作られているお菓子)と思われるでしょうが、これはなんとそれのロウで作られた見本なのです。さっそく当校の「お宝」に認定しました。
(*このお宝は、半年後お腹をすかせたカエル娘が封を切ってしまいました。「食べられる」と思っていたそうです) |
帰り際に、樫原氏から近所のあるカエルスポットの紹介をうけた私たちは、青柳総本家で「かえるまんじゅう・カエルサブレ・ういろう」をたくさん買い込むと、さっそく紹介された場所へ向かいました。
そこは平安時代の書の達人、小野道風が生まれた場所で、現在は「道風公園」として整備されているのです。 |
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なぜ「小野道風」と「カエル」が結びつくのかと言うと、ある日書に行き詰まった道風が、柳に跳びつこうと何度も何度も挑戦して、見事に跳びつくことが出来たカエルをみたことから、「努力すれば何事もなしとげられる」という自信がわき、書を極めた故事に由来します。花札をたしなまれる方なら、「雨の20点」の絵柄を思い浮かべていただければよいでしょう。
道風公園には「道風資料館」という建物もありますが、私たちが行った月曜日は休館日でした。こちらではカエルをあしらった書道用品が買えるそうです。 |