司会は関口ケロシ! |
校長:「クイズ、その辺の人たちに聞きました。答は3つ。月の表面の模様は、一体何に見える?」
おすわり:「はい、ウサギ!」 外野:「あーる、あーる、あーる、あーる」 タ〜ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜ン♪ ピポピポピポピポピポーン♪ 校長:「ウサギが1着で5人。さあ、残りはどうだ!?」 ケロッピ:「アームストロング船長の足跡!」 外野:「ある、ある、ある、ある!」 (以下音楽略) ブー!!! 校長:「残念、ちょっと主旨が違った」 くつした:「じゃーあ、人の横顔!」 (以下外野・音楽略) 校長:「2着!二人でした。あと一つは何?」 ものまねピョンピョン:「う〜う〜・・・カニ!」 (以下外野・音楽略) 校長:「お見事!たった一人だったんですが、よく出ましたね」 |
校長:「他にも世界では鳥に見えたり、斧で木を切る男の人と見なしたりするようです。また中国や沖縄では、桶で水を汲む人というのがあるそうです。
が、しかーし!かえるの学校では、やはりカエルとして正しい知識をもってもらわなくてはなりません。そうです。実は月の模様はカエルなのです!」 |
校長、力説する |
字画が多くて探すのが大変 |
校長:「ちなみに古代中国や日本では、カエル、特にヒキガエルを「蟾蜍(せんじょ)」と言い表すこともあったのですが、この「蟾」の字を『大漢和辞典』で調べてみると・・・1番にひきがえる、そして2番目に月・月光とあります。さらに「蟾蜍」の項を見よとあるので、そこを読んでみますと・・・」 |
校長:「1、カエルの一種。ヒキガエル。湿地に棲み、形は肥大で、歩行が遅い。蝦蟇(がま)。・・・・。・・・・。私も肥大で歩行が遅い、ってほっとけ!
いやいやいや、そんなことより3に「月中に棲むヒキガエル」とあります。引用してある中国の文献には、聖王堯の時代に弓の名手である「げい」(ATOKに入ってない字だった)という人がいて、その人が西王母から不老不死の薬をもらったのに妻の嫦娥(こうが)が独り占めして月に逃げ込んでしまった。ところがそのむくいのため、彼女は月で醜い蟾蜍になったというとあります」 |
大きな辞典、大きなおなか |
ウサギとカエル 月とカラス |
校長:「その思想をうけて、中国の古代の遺跡、たとえば二千年前の中国婦人の墓である「馬王堆漢墓」や後漢時代の陵墓では、円の中や三日月の形と共にカエルが描かれているんです。
この画像を見ていただいてもおわかりのように、中国ではカエルだけではなく、月の中にウサギやカラス(たいてい3本足)が描かれていることもあります」 |
校長:「このように、月にはカエルがいるという思想は、カエルが冬眠から目覚める様子と、月が満ち欠けする様子が、不老不死の思想とつながったのではないかと思われています。
カエルは昔から偉かったんですね!うん、今月も勉強になりました。しかし、どこをどう見たらカエルに見えるのですかねぇ。みなさんは見えましたか!?」 |
カエルは見えた? |