クラス便り11月号



秋!だから本を読もう!
 「秋ですね。日中の寒さが増して、野生のカエルさん達は冬眠をしなくてはなりません。
 しかーし、「かえるの学校」の生徒はこういう季節にこそ勉学に励まねばならないのでーす。「秋の夜長」といいますが、暖かい毛布にくるまれて、また暖かなココアを飲みながら、シチュエーションはなんでもいいですが、灯火に親しみ本を読もうではないですか!」
力説する教頭
今月は教頭が力説するよ
どの本を紹介しようか?
当校の図書室
「すっかり「授業」の更新がとまってしまった現在、久しぶりに本の紹介ができるってもんです。さあ、当校が所蔵している図書室の本の中で、それぞれの生徒の力量に応じたものを紹介いたしましょう」
「まずはごく小さいカエルさん向きの本から。

 『かえるくんにきをつけて』 五味太郎 偕成社 800円
 『かえるとカレーライス』 長新太 福音館書店 743円
 『かえってきたカエル』 中川ひろたか・文 村上康成・絵
               童心社 1300円

 当校での一番人気は『かえるくんにきをつけて』です。書店で見かけられたら、ぜひ一度中身をみて下さい」

幼いカエルさん向き
小学生くらいのカエルさん向き
「人間で言えば小学校低学年くらいのカエルさん向きの本では

 『どれみふぁけろけろ』 東君平 あかね書房 950円
 『げんきをだしてねかえるくん』 マックス・ベルジュイス
          清水直緒子訳 セーラー出版 1262円
 『ふたりはともだち』
 『ふたりはいっしょ』
 『ふたりはいつも』
 『ふたりはきょうも』 
  アーノルド・ローベル 三木卓訳 文化出版局 854円

 どれも甲乙付けがたいよい作品ばかりです。中でも『どれみふぁけろけろ』はまさにかえるの学校を描いたお話で、作品中に出てくるカエル先生が
 「かえるのがっこうでは、りっぱなかえるになるためのべんきょうをしなくてはなりませんぞ」
 と言うくだりに感激いたしました。「かえるの学校」TOPページに書かれた標語とほとんど同じだったからです。ちなみにこの作品は1981年が初版です。 

「人間で言う、小学校中学年から大人まで楽しめる本としては

 『バムとケロのにちようび』 島田ゆか 文溪堂 1500円
 『おいたてられた2匹のカエル』 とだこうしろう
                戸田デザイン研究室 1600円

 『バムとケロ』はシリーズになっているもので、文は短いから幼稚園くらいのカエルさんでも楽しめますが、ともかく絵が細かく描かれていることに注目して欲しいのです。画面のすみに描かれた小さな雑貨などもすべて生き生きとしていて、どこにどんな小さな物や生き物がいるのかを探す楽しみも味わえます。
 また、『おいたてられた・・・』は、ぜひ大人のカエルさんに読んで欲しい本です。環境問題をカエルの視点から描いてあります」

大人のカエルさんも読んでみて
エレガントにお別れしましょ、さよなら、さよなら
「ここで紹介した本の価格は、すべて税別です。じゃ、みなさんまた来月!」

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