校長:「みなさん、明けましておめでとうございます」
教頭:「ところで、校長。今月の話題はどうされますか?」 校長:「そうだね…じゃあ新年会の様子でも…」 教頭:「ダメです!もっとちゃんとした話題で2003年の1回目を飾りましょうよ」 |
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校長:「それじゃ、ちょっとおめでたい話題でいこうか」
教頭:「といいますと?」 校長:「うん、去年の暮れには日本人研究者がノーベル賞のW受賞で盛り上がったけど、実は化学・物理・経済学の受賞者には、ストックホルム大学の学生組合が主催する「ルチア・ディナー」に招かれるのだよ。そこでね、なんと彼らには「カエル勲章」が授与されるのだ」 教頭:「カエル勲章ですか!?それはまた何故?」 校長:「最初は「失敗する」という意味のスウェーデン語「カエルになる」から、笑える失敗をした学生にその勲章が与えられていたらしい。しかしその後大きな業績をあげた研究者や学生組合の貢献者に与えられるようになって、1936年からはノーベル賞受賞者に贈られるようになったそうだ。これが公式行事と化したのは1976年からだそうだ」 |
教頭:「カエル勲章ってどんなんですかね?」
校長:「右の画像がそれだ。鉛と蒼鉛の合金でできておる。勲章用の飾り紐は、特別な方法で結ばれているのだ。それとね、面白いのがこのメダルを贈られた受賞者のしぐさだ。「クワッ、クワッ、クワッ」というカエルの鳴き声をまねたスウェーデンの童謡にあわせて、カエルのように飛び跳ねるのだそうだ。」 教頭:「へー、そりゃいいですね。田中さんも跳び跳ねたんだろうか」 |
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校長:「この童謡についてだけど、当校の生徒の一人であるkeroさんが、ノルウェー語ではあるけれど、この童謡のタイトルと、その意味について教えてくれたよ。
「Pienet Sammakot」(子ガエル) な、かわいい歌だろう?」 教頭:「ほんとにね」 |
校長:「カエルは世界のあちこちで活躍しておるのだ。我々だって、今年もがんばろうな」
教頭:「そうですね」 校長・教頭:「ってことで、今年もどうか「かえるの学校」をよろしくお願いします」 |
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