吹割の滝 |
今 月は、9月号恒例の旅先で出会ったカエルたちです。 8月初旬、事務長一家は北関東及び南東北を旅してきました。初日に老神温泉に泊まり、翌朝出かけたのが群馬県利根村にある、吹割の滝。ここで滝の優美な姿 に見ほれていると、とある水たまりでうごめくものを発見。よくよく目を凝らすと… |
おぉぉぉ、オタマジャクシではないですか。いったい何のオタマで しょう? 水たまり以外にも、水の流れが緩やかな岸近く、落ち葉の積もったあたりにもたくさん泳いでいます。川沿いに歩いていく途中で、きれいな鳴き声を聞きまし た。これは…カジカガエル!! 生で聞いたのは初めてで す。本当に鳥かと思うほどの美声でした。とすると、これらのオタマジャクシはカジカガエルとみて間違いないでしょう。カジカガエルのオタマジャクシは、渓 流で流されないよう、口が吸盤になっていて石などに吸い付いて安全を確保するそうです。 | |
三日目に、宮城県多賀城市
を訪れました。多賀城址にある「壷の碑(つぼのいしぶみ:多賀城の由来について書いてある碑文)」を見に行くためです。しかしこんなところまでやってくる
観光客など珍しいのでしょう。壷の碑のある公園駐車場は、草ぼうぼうの状態でした。ところがこういう状態を喜ぶのがカエルたちです。碑があるお堂へ至る道
に、今年カエルになったばかりだと思われる、小さなアマガエルがちょこんと座ってました。しばらくからかって遊んだあと、草むらに放してあげました。 |
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四日目、新潟県糸魚川市に
あるフォッサマグナミュージアムに立ち寄りました。その前に、糸魚川市海水浴場で、これはと思われる石を拾っていたのです。ここいらは、翡翠が取れること
で有名で、ひょっとして拾った石に翡翠が混じっているのではという浅ましい考えから、鑑定をしてもらいに出かけたのでした。しかし学芸員が皆お休みだった
ため、鑑定は出来ず(後ほど郵送して見てもらった結果、翡翠は無しでした)。 しかし展示がとても興味深く、たいへん面白かったのです。とくに化石コレクションが充実していました。その中に、中国で発見された「足が生えたオタマジャ クシの化石」というのがありました。カエルの化石はけっこう見つかるそうですが、オタマジャクシ、しかも足の生えたのは珍しいそうです。 |
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そして投稿写真。 左の画像は、今年8月に鳥羽水族館に行かれたコワイ仲間さんからの頂き物。「ニャー」と鳴く、ネコガエルの画像です。実際に鳴く場面に遭遇するのは稀だそ うで、水族館では鳴き声を録音したテープを流しているそうです。 |