川中島古戦場にいたアマガエル
蛙合戦の寺、龍潭山明徳寺(長野市松代町)

長野県は長野市松代町のはずれに、龍潭山明徳寺はあります。
ここには初代海津城主、武田二十四将の一人、高坂弾正の墓所
があり、その筋の方には密かな人気の場所だとか。しかしここは
「かえるの学校」。ですから目的はもちろんカエルってことで、このお寺の池で毎年「蛙合戦」が繰り広げられていると知り、訪ねてきました。

  

蛙合戦が行われる池は、明徳寺本堂と庫裏の間を抜けたところに
あります。特に案内の看板もないので、ちょっとわかりにくい場所に
ありました(私もお寺の方に尋ねました)。
出入りは自由とのことでしたが、奥庭といった風情なので、見学の
際にはお静かに。

さて、この池では毎年春になると、近隣から数百匹のヒキガエルが
集まってきて産卵をします。このときの、オスがメスを巡って争うさまを
「蛙合戦」といいます。詳しくは「クラス便り3月号(2001年)」をご参照
下さい。


池は長野市指定の天然記念物です。説明書きを読むと、蛙合戦の
様子を見学することも可能なようです。ただし、見物人は騒音を
たてぬようにとのこと。
また初夏の、子ガエルとなった頃合いには、誤って子ガエルを踏み
つけぬよう、池周辺への出入りが禁止されます。

 

(↑)画像をクリックすると、大きな画面で見ることが出来ます
池全体はこんな感じ。睡蓮とハスが雰囲気を出しています。
中央にカエルの石像あり。子ガエルを背中に乗せているので
「むかえる(六カエル=迎える)」でしょうか。

この池の他、明徳寺山門へ至る参道脇には大きなカエル像が。
また本堂前には松崎鉄之介氏(俳人)の句碑がありました。


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