骨董品のカエルたち

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かやぶきの郷薬師温泉旅籠
 

昨年末、群馬県の誇る秘湯の一つである「かやぶきの郷薬師温泉旅籠」に泊まりました。そこのご主人が骨董好きらしく、敷地の一角でコレクションを公開されています。
その中に、カエルをモチーフにしたものがいくつかあったので、ご紹介します。
煙草入れ。左右のカエルは、一見双子のように見えますが、よく見ると顔付きが違います(下の2枚)。
水入れ。カエルと水は相性がいいので、モチーフとしては最高の組み合わせではないでしょうか。
水入れは、背中より口から水がでるほうが、よりそれらしいように思います。

根付け。印籠など、腰から下げる物が腰帯から落ちないように止めるためのもので、ツゲや桜などの木材の他、象牙や水牛やサイの角なども用いられています。洒落者は印籠の意匠と根付けを合わせたりしたようです(梅とうぐいす、あじさいとカタツムリなど)。カエルとは、どんな意匠の印籠を組み合わせたのでしょうか。
右の傘をさしたカエルは、精巧なつくりです。右はカエルの相撲。
左の写真の建物が、骨董品を展示している館。敷地の一角では、凍えるような寒さの中、陶器のカエルが手水鉢に身を沈めていました。