かえるの学校

和気神社の幸運の蛙(2017年10月号)

 飛鳥時代769年におきた、当時の称徳天皇の寵愛を受けた僧・道鏡を天皇にすべしという託宣から始まった「宇佐八幡宮神託事件」で、キーパーソンになったのが和気清麻呂(わけのきよまろ)。その清麻呂公を祀った神社が出身地、岡山県和気町に存在します。今月は和気神社の幸運の蛙についてのレポートです。

和気神社

 
和気清麻呂は、この宇佐八幡宮神託事件で朝廷を追われ(しかも名前を汚麻呂(きたなまろ)と改名させられた)、大隅(鹿児島)に流される途中で道鏡の追っ手が迫り、あわやというところで300頭もの猪に命を救われたという伝説があります。そこで和気神社では、狛犬の代わりに狛猪が鎮座していました。
 境内には狛猪のほか、大猪殿という猪グッズや剥製を展示した施設もあります。 福蛙は拝殿にむかって行く時に、その大猪殿からすぐの道を左にまがったところ(清麻呂公頌徳碑の近く)にあります。境内地図で赤丸を付けたあたりです。

三福かえる

 幸運の蛙には、三つの福があるといいます。
(1)宝かえる(金運招福)
(2)無事かえる(交通安全)
(3)若がえる(健康長寿)
 幸運の蛙像のまえには、このような説明が書かれた木造看板がありました。
そして肝心の幸運の蛙はというと背中に子蛙を乗せた福々しい石像でした。 地域の篤志家がこの像を奉納されたようです。参拝者に崇敬されているようで、お賽銭が像の前に置かれていました。


    

子蛙

   親蛙がデフォルメされた造形だったのに対し、子蛙はかなりリアルな造形です。正面から見ると愛らしく、背中側から見ると足や背中の質感がリアルです。
   
 
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