クラス便り 20001月

あけましておめでとうございます
龍
2000年 1月1日

本年もどうぞよろしくお願いいたします
かえるの学校一同


 
 何かと騒がれた1999年も終わり、ついに2000年を迎えることができました。確かに日本国内だけでなく、世界中でたくさんの災害や戦争・事件があったわけですが、これから始まる新しい2000年を人類とカエル、いや地球上のあらゆる生き物にとってよりよいものになればと願っております。
 どうか今年も「かえるの学校」をよろしくお願いいたします。(事務長GARA敬白

 
校長先生、新年の挨拶を語る
校長先生の挨拶
校長「えー、今年は2000年という新たなミレニアムを迎えることになりました。そこでわたくしからのお願いですが、この2000年を「カエルのミレニアム」とすべく、皆さんの精進をお願いしたい所存です。どうか皆さん、今年も立派なカエルとなるよう、勉強tにスポーツにと励んで欲しいと思います」
校長「ところで、今日は1000年以上も昔のお話に出てくるカエルさんを紹介しましょう。このお話を聞いて、君たちがよりよいカエルになれることを願ってやみません。
 そのお話とは『日本霊異記』に出てくる「蟹蝦の命を贖ひて放生し、現報を得る縁 第八」というものです。この『日本霊異記』とは、「平安初期の仏教説話集。三巻。僧景戒撰。奈良時代から弘仁(810824)年間に至る朝野の異聞、殊に因果応報などに関する説話を集めた書。正しくは「日本国現報善悪霊異記」(『広辞苑』より)」というものです。
 ではさっそくかいつまんでお話します」
意気込む校長
本を読む校長
校長「尼さんが、蛇に飲まれようとしているカエルを助けるため、蛇の妻になることを約束させられた。しかし恐くなった尼さんが思案していると、見知らぬ老人が蟹を持って現れた。尼さんはその蟹もかわいそうに思って、それを放してやって欲しいと懇願し、蟹の命をも救った。ある夜、ついに蛇が屋根の草を抜いて家に入ってきたが、次の日の朝みると、ずたずたに裂けていた。あの時の蟹が恩返しをしたのです。
 これと同様の話が『古今著聞集』・『今昔物語』にも収録されているのですよ。今日のお話は、大変勉強になりましたね」
生徒達「校長先生!それって恩返しをしたのは蟹だけじゃないですか?カエルは原因を作っておきながら、けっきょくなぁーんにもしてないですよぉ」
校長「ガーン!」

 どうやら校長先生は格好をつけたくて頑張ったんだけろ、お話の選択を間違ったみたいです。ま、今年の「かえるの学校」も、こんな感じでスタートです。

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動転する校長