クラス便り2月号

年明けの所信表明で、「今年はバラエティ学術風サイト」を目指すと断言した「かえるの学校」の先生方。
今月号からがんばっていくつもりらしいですが、いったいどんな風になるんでしょうね???

 
カエルの語源
校長:「新聞のコラムによると、和歌山県の熊野古道沿いにある「とがの木茶屋」の仏壇に、一匹のアマガエルが5ヶ月前から住み着いたらしいぞ。仏壇の釣り灯籠の上が暖かいらしく、その上で暖を採っては、元気にはね回っているんだそうだ。茶屋の人は「けろやん」と名付けて、灯りを絶やさないよう気を付けてくれているらしい。う〜ん、いいことだねぇ。こうして人間とカエルが仲良く暮らしているというのは」
教頭:「ほう、仏壇の中で暮らしているんですか。カエルは「返る」とか「帰る」に通じますから、御利益がありそうでこれまたよろしいですな」
校長:「そういえば、あちこちの観光地では必ず「無事帰る」ってなカエルの置物が売られているなぁ。またカエルをかたどったお守りもいろんな神社等で売られているし・・・」
教頭:「そうですねぇ・・・無事帰るの他にも「福が返る」・「お金が返る」等々、何でもありですな」
教頭:「ま、元々我々を指す「カエル」という言葉の語源が「帰る」からきているんですから、無理からぬ事でしょう」
校長:「え、そうなのか??」
教頭:「ええ、以前日本テレビの「鉄腕ダッシュ」という番組で検証されていましたが、我々の仲間のうち「ヒキガエル」という種族は、自分の住んでいる池から遠く離されても、自力で元の池に帰るんですよ。そうした習性を昔の人々が知っていたのでしょうね。「元の場所に帰る」ということから「カエル」となったそうです。この語源説については『日本釈明』(「にほんしゃくみょう」・貝原益軒著・1699年成立)や『和訓栞』(「わくんのしおり」・江戸後期の国語辞書・谷川士清(たにがわことすが)編・1777〜1877年刊)で出てきてます」
ガマさん(GARA画)
教頭:「まだ他にも「卵から孵る」からだとか、「一度殺してもオオバコの葉を敷いた上に寝かせて呪文をかけると甦る」と言う俗信に基づいた「ヨミガエルからカエル」という説。我々の鳴き声が「カヒルカヒル」って聞こえたから説などがあるんです」
校長:「ふーむ。我々の姿を使って様々なおみやげ物やお守りを作るというのは、けっこう理にかなっているんだなぁ」
教頭:「そういうことです。こういうことを人間が知ってくれると、カエルともっと仲良くなってくれそうですものね」
校長:「ほんとにそうだな。人間さんたちよ、どうか今後も仲良くやっていきましょう!!」

新入生の紹介
 しばらくさぼっておりました「新入生の紹介」ですが、今月はリアルタイプと21世紀に相応しいメカタイプのお二方を紹介しましょう。左がリアルな「巻き舌君」。おなかを押すと舌がベローンと伸びるんです。伊豆の亀族館「アンディーランド」にて入手しました。また右側の「メカフロッグ君」は、楽天フリマにて落札したものです。スイッチを入れるとゲコッゲコッと鳴きながら跳ねまわり、目がピカピカと光るのです。背中のロケットブースターが、いかにもな21世紀っぽいデザインで気に入ってます(笑)。

ではまた次号にてお会い致しましょう。

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