クラス便り2月号

まず始めに、先月の1月号で宿題として出していた、群馬県水上町の謎のカエル標識は、水上町観光商工課に問い合わせたところ、 無事にそれが何かを教えて頂きました。1月号の下部に書き添えたので、ぜひご覧になって下さ い。
さて、昨年11月、滋賀県信楽町に遊びに行った時のレポートを、うっかり忘れておりました。遅ればせながら、今月のクラス便りとしてお 届けします。

 
信楽焼はタヌキだけじゃない!!
 昨年11月、滋賀県信楽町へ行って来ました。本当は、伊賀上野(三重県)が目的だったのですが、その帰りに寄ってみたのです。 
 この町は信楽焼という焼き物で、その名を知られています。特に有名なのが、タヌキの置物。関東ではそれほど馴染みがないかもしれませんけど、関西では でっかいのが店頭に飾ってあったり、店内に鎮座していることが多々あります。

赤い点のある場所が、信楽町
 しかーし、信楽焼はタヌキばかりではありません。むろさんのHP「信楽蛙」でも言及されておりますように、生活に必要な焼き物ばかりでなく、置物作りも始めるようになった明治時代には、タヌキの他にカエルも焼かれ るようになったのです。 
 カエルは「帰る・返る」に通じるため、古来より縁起物として扱われてきましたが、ここ信楽でも聖武天皇の御代より生息するという「信楽蝦蟇」をモデルと して、幸運の印たる八相を備えているといいます。
八相とは 

・・・ボヤ、吸殻等パクリ呑み込み火災予防
・・・大肚に構えた腹にヘソがなく落雷予防
食物・・・毒蚊、毒虫を食し害虫撲滅、無病息災
皮膚・・・災難避 けの鎧状保護色 
子蛙・・・常に親 なる責を負ひ、子はしっかりと親に従ふ
冬眠・・・断食、耐寒の期はもろもろに身心の修養垂範 
前足・・・磐石に構へた脚は威風堂々、礼節を知る 
後足・・・屈伸活發、待機して、いざなる時は跳躍前進 

以上をさすもので、これらの特徴を備えた蛙の焼き物がバリエーション豊かに存在します。

 元々は信楽焼特有の素焼きや伊羅保釉(いらほゆう:黄色の地に焼いたときに茶色の文様がはいる)をかけて焼いたものが殆どでしたが、現在は緑色や茶色に焼き上げたものもたくさんあり、それぞれお店によってしぐさや表情豊かな蛙さんが取りそろえてあります。
 最近は通販をしてくれるお店もたくさんあるので、ぜひGoogle等で検索をかけてみてくださいね。けっこうお手軽なお値段でもでています。またホームセンター等で、ガーデニングのコーナーに置いてあることもあります。ぜひ、チェックを。

 
おまけ

左手前のは蛙じゃありません

蛙は友達!ってか、めっちゃでっかいし。

■HOMEへもどる

■月別一覧ページにもどる

■授業へもどる