東京都江東区には、「江東区芭蕉記念館」があります。江東区には芭蕉の庵があったということで、それにちなんででしょうか。カエル名所が点在しているのです。今年8月、東京へ行った際に取材をしてきました。 ■関連リンク
  クラス便り2002年10月号
 マピオン(東京都江東区付近の地図)
その1「萬年橋のカエルタイル」

 清澄庭園の北西あたり、隅田川に近いところに架かっているのが萬年橋です。橋の南西側には、小さな休息所みたいなところがあって、ここに芭蕉の「古池や…」の句と、それをモチーフにした大きなカエルタイルがあります。同じデザインでこれより小さいものが、橋の左右の歩道にあります。また橋の南側で、横断歩道のあたりを注意深く探すと、単体のカエルタイルがみつかります。雑草に覆われていることもあるので、よぉく探してみて下さい。

その2 「深川一丁目児童遊園」

清澄庭園の東側を走る上野月島線を、門前仲町方面へ向かいます。首都高9号深川線と交差する付近、深川一丁目の交差点の三角州のような場所に、この児童遊園はあります。この遊園の入り口にはカエル型の柵が、そして手洗い場もカエル型です。これまで同型の手洗い場を紹介してきましたが(04年5月号04年9月号)、足元に描かれた睡蓮に、いろいろバリエーションがあることは初めて知りました。

その3 
「小学生俳句大会のポスター」

大江戸線の門前仲町駅へ向かう地下道の途中で見つけました。さすがは芭蕉と縁のある土地。しかも呼びかけているのが芭蕉の格好をしたカエルというのがミソです。第6回とあるからには、すでに定着してお馴染みになっているのでしょう。小学生諸君、ガンバレ!