以前「クラス便り06年9月号」で、東京都にある麻布十番稲荷神社について取り上げました。その時、
神社に祀られている「上の字様」(蝦蟇)が、この神社の近くにある「がま池」に住んでいたという話に
触れたのですが、昨年8月にようやくその「がま池」の取材ができたので、ご報告致します。
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クラス便り2006年9月号


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もともとがま池は、江戸時代の五千石の旗本、山崎主税助のお屋敷にあったものでした(詳しくは、クラス便り06年9月号を参照ください)。その屋敷跡にがま池は、規模は年月を経て小さくなったものの、ずっと存在していました。そしてこの付近の開発にともない、がま池が埋められるかもしれないと、「がま池を守れ」の運動が展開されたこともありました(2001年4月27日朝日新聞東京版に掲載。詳しくは旧版「情報投稿室」で、「「がま池」伝説とその保存運動について」を参照してください)。



 


(案内板の画像↑↓はクリックすると大きなサイズでご覧いただけます)

そしてその運動が実を結んだのでしょう。現在も「がま池」はありました。なんと、マンションの裏庭ということになり、案内のプレートも立派になって、マンションの管理人さんに申し出れば見学することも可能だそうです。付近には教育委員会が設置した、古い案内の看板もありました。私が訪れた時はお盆の時期ということで、残念ながら管理人さんは不在で、実際に間近に見ることはできませんでした。
  しかし裏手にまわると、コインパークがあって、そこから池をかいま見ることが可能です。