かえるの学校

東のかえる寺「萬松山宗福寺」@埼玉県秩父市 その1(2018年1月号)

秩父市のかえるだらけのお寺

 まずは「かえるの学校」より、皆様に新春のご挨拶を申し上げます。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。
 
さて今回は、埼玉県秩父市のかえる寺「萬松山宗福寺」をご紹介致します(地図)。
 こちらのお寺はいわゆる秩父の三十四カ所観音巡りには入っていませんが、蓮花で有名なお寺だそうで、私たちカエラーにとっては西の「如意輪寺」(クラス便り2006年4月号)、東の「宗福寺」とカエルだらけのお寺として有名です。
 一枚目の写真は正面から本堂への参道をみたところ。この参道からして、すでにカエルだらけでした。山門に向かって左手にある六地蔵の一角にカエル、その少し先にあるお堂の前にもカエル、お堂に下がった提灯にもカエル! 提灯の「かえる寺」の文字にもカエル顔が描かれていますし、提灯の重りとしてカエルのマスコットがぶら下がっています。
  

かえる極楽

   
  山門をくぐると、そこはまさにかえるパラダイス……いやいや、仏教なのでかえる極楽です! あちこちにさまざまなかえるがいて、大きいものから小さいものまで、どこを向いてもかえるが目に入るのです。しかも「隠れかえるを探せ」とばかりに、築山の茂みや足下の葉裏にもかえるが潜んでいるので、それを探すだけでも楽しめます。焼き物や石像など素材もそれぞれ違うし、リアル系からかわいい系、僧形まである徹底ぶり。ごくまれに、かえるだけでは無くカタツムリや狸もありました。
 かえるにまつわる俳句を記した石版もありました。確認出来たのは小林一茶の「痩蛙負けるな一茶是に有り」と「ゆうぜんとして山を見る蛙かな」、そして松尾芭蕉の「古池や蛙飛びこむ水の音」の三句です。また参道の六地蔵は普通の御地蔵様でしたが、境内の六地蔵はかえる地蔵様でした。
 あまりにも画像の数が多いので、本堂と蓮池については来月のクラス便りにまわします。
 
                   
page top▲

■HOMEへ戻る  ■月別一覧ページにもどる   ■授業へもどる