はしごを設置してから、とらわれのカエルは減少しているとのことです。しかしできることに限りがあり、イギリス爬虫類両生類学会が開発したはしごは1個15ポンド(約2300円)と、規模の小さい地方の環境保護団体には高価です。WARTでは自分たちの熱意が英国内のほかの環境団体に活動を促し、カエルを助けてくれるようになればと期待しています。
またとらわれのカエル問題はイギリス国内だけではなく、2012年のオランダの研究によると、毎年50万匹以上の小型両生類が側溝などで命を落としていると発表しています。
先月号で紹介した輪禍の問題だけでは無く、私たちの住環境がこれらの生物に与える影響は、思っている以上に大きいようです。
(参考URL=REUTERS / Matthew Stock)← 実際の救出の様子を写した動画を見ることができます(0分~1分40秒のところまで)