関連リンク

世界動物園水族館協会(WAZA)
  (英語です)

AArkインフォパック

クラス便り(07年7月号)

クラス便り(07年12月号)

■HOMEへもどる

■月別一覧ページにもどる

■授業へもどる

 当校の掲示板「学級日誌」にて、keroさんが「国際カエル年」について投稿して下さいました。その書き込みをみて、これは知らなかったと色々調べてみたら…なんともすごいことになっていましたので、ご報告致します。

「国際カエル年」とは?

 両生類、とくにカエルが存亡の危機にあることは、「クラス便り」でも何度か取り上げました。その主な原因は、カエルツボカビ症です。しかし、この他にも両生類を取り巻く環境は、危険でいっぱいです。

 例えば地球温暖化による環境の変化や水・土壌の汚染、外来種による捕食などなど、現在確認されている両生類約6000種のうち、近い将来その3分の1もしくは2分の1が絶滅する可能性があるそうです。

この状態を憂えた保護活動家や科学者たちが、2005年に「両生類保全行動計画(ACAP)」を樹立。そのACAPの活動の一環として、「両生類の箱舟(Amphibian Ark 以下AArk)」プロジェクトを計画しました。

 これは絶滅に瀕した種を飼育し、再び生息地に個体群を戻すことが可能なほど繁殖させる「飼育下繁殖」を推進させる計画です。

 そして2008年、国際自然保護連合(IUCN)と世界動物園水族館協会(WAZA)が「国際カエル年」を提唱しました。カエルやサンショウウオなどの両生類が危機的状況にあることを、たくさんの人にひろく知らせ、AArkの活動を支える資金の援助を呼びかけるものです。

 このキャンペーンへの参加は、個人でもいいようですが、どちらかというと専門家や専門団体向きです。詳しくは、「両生類箱舟プロジェクトインフォパック」を参照してください。

(この記事は、AArkインフォパックおよび国際自然保護連合(IUCN)のサイトを参考に、まとめたものです)