かえるの学校

一茶の句碑と蛙合戦の池 梅洞山岩松院(2019年8月号)

葛飾北斎と福島正則、そして痩せ蛙


長野県小布施町にある梅洞山岩松院地図)は、葛飾北斎が最晩年に描いた天井画「鳳凰図」、安土桃山時代に活躍した戦国武将福島正則公の霊廟があり、多くの人が訪れています。そして小林一茶のあの名句「やせがえる」の蛙合戦のお寺としても有名です。

境内のかえる

本堂に上がる前に、庫裏入り口にもユーモラスなカエルさんたち。本堂へあがる階段脇にも素朴な木彫りのカエルさん。そして本堂にはいってすぐのところにもいくつかカエルさんたちがいましたが、堂内での撮影が禁止だったので、外から入り口を写した中に1匹だけ写ってました。
  

蛙合戦の池と一茶句碑

蛙合戦の池は、北斎の鳳凰図がある本堂の裏手にあります。本堂から見ることもできますし(本堂ではここだけ撮影OK)、外側から回り込んで、間近に見ることもできます。
室内には信楽焼の2匹のカエル。そして池には本物のアズマヒキガエルがいました。
句碑は「痩せがへる 負けるな一茶これにあり」。この句が詠まれたのは実際にどこであるかについては諸説があり、詳しくはクラス便り2005年11月号炎天寺のレポートで言及しているので、そちらをご覧ください。
  

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